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ビジュアルアーツと法政大学
11月3日
大阪の専門学校ビジュアルアーツにて「個から見つめる まなざしの共有」と題して、「ディア・ピョンヤン」のヤン・ヨンヒ監督、ビジュアルアーツの"猫好き"としおかさんと3人でお話してきました。講演会が始まる前、"一番搾り 350ml"をごちそうになりました。普段、発泡酒しか飲んでいないので"久しぶりの本物のビール"という妙な盛り上がりで、だいぶ緊張がほぐれました。ヤンさんは聡明でとても美しい人。隣に並ぶのがなんだか申し訳ない気がしていたのですが、とても気さくな方で楽しくお話する事が出来ました。打ち上げの後
"猫が待っているから・・・"と言いながら、としおかさんがさっさとお帰りになりました。

11月17日 
久しぶりに新宿から京王線に乗りました。法政大学で行われる"丹羽ゼミ ドキュメンタリー映画祭"に参加する為です。
初めのうちはとても混んでいた車両が、一人減り二人減り・・気がつくとガラガラになっていたのを見て、自分が向かっている場所がどんな所か、たどり着く前にわかってしまったのでした。
きっと大学の"学校案内"のパンフレットには、"自然豊かな恵まれた環境・・"とかなんとか唱ってあるに違いないそのキャンパスは、紅葉真っ盛りの山の中なのです。一緒に行ってくれた町野さんと"旅行みたいだね"なんて言いながら、群馬並に寒くなった坂道を上って会場に向かいました。

丹羽ゼミの学生の皆さんが制作された作品を5本拝見させていただきました。

最初の作品は"これが私の決めた道"。
子育てをしながら大学へ通う21歳の女性のお話でした。同世代の彼らが共感を持って応援しながらカメラをまわしていたのがとてもよく伝わってきます。"産む"という重い選択から生じた彼女の母親との壮絶なやりとりも見えて・・・彼女の決断にやっぱり私も応援したくなってくるのです。でも一番気になったのは、19歳の旦那の前で
"彼を信じてるから・・・"と言った大学生ママの彼女の姿が熟女の私には、とても幼く見えたということ。もしかすると1人の女性を描くには、3ヶ月という限られた時間では足りないのかもしれません。

"日本で、生きる。"はカンボジアの難民の若い夫婦の作品。作品の冒頭、いじわるな日本人のおばちゃんが登場しました。ほんとに短いシーンでしたが、そのおばちゃんの存在だけでガンボジアの方が日本でどんな状況に置かれているのかがよくわかってしまうのだから、映像って本当に面白い。カンボジアに帰りたい奥さんと日本に居場所を見つけた旦那さんとの微妙なズレも今後起こるであろう二人の様々な問題を予感させます。だから余計、やっと購入した車を楽しそうに運転している姿に、見ている私達はほっとするのでしょうね。

3番目の作品は、"いいとしこいて"
これは高齢者の性を扱ったもの。題材の面白さといい、出てくる人の魅力といい、とても面白かった。60分くらいの尺にして、もっといろんな人に見せられればいいね、と町野さんと言ったりしました。でも残念だったのは、女性と結婚して子供もいらっしゃるというゲイの男性が、冒頭に出てきただけだったという事。多分、撮影させてもらえなかったんだと私は推測します。もちろんどんなカメラだって人の触れてはいけないところを触れてはいけないのです。でも本当に撮影を許可してもらえなかったのであれば、せめてその事だけでも作品中に伝えた方が良かった気がするのですが、どうでしょうか?カメラが入れない場所があるというのはとても大事な事。
でもなんつっても、私がこの作品でとても好きな所は、カメラを向けている相手に対して、きちんと距離と敬意と尊敬を持って撮影しているのが感じられるというところかな。

" Deaf Report"は "手話狂劇"に取り組んでいる「日本ろう者劇団」の皆さんの様子を描いたもの。
"対象を理解しよう"という姿勢が一番強く感じられたいい作品です。逆に言えば"聞こえない世界"を
理解するのに使った困難な時間があったからなのかもしれません。困惑していた彼らに対して、劇団員の方が手を差し伸べてくれたと聞きました。
とにかく、カメラが動機になって他人に会い、ある世界を理解するための道具になっているとしたら、ほんと、ドキュメンタリーっていいもんだなぁとつくづく思います。

"白球の向こうに"は、今回の中で唯一"闘う映画"。理不尽な規則で試合に出る事が出来ない
野球部員の女の子のお話。撮影しながら何かを見つけていくというよりも、現実を使ってその現実を変えていきたいという意思を持った作品でした。映像は何かを告発したり、批判したりする場合
とても雄弁にいろいろな事を語ります。一番印象的だったのは、やはりその野球部員の女の子が泣いているシーンでした。見ている方も素直に気持ちが動きます。
町野さんも一緒に泣いていたそうですよ。
強さと優しさを感じる作品でした。

普段、映画の感想を聞かれると「すごく面白い」か「まあまあ面白い」か「・・・・」しか
語れません。でも今回は間違いを覚悟で文章にする事を自分に課してみました。
それだけ、映画祭が楽しかったってこと。
でも、つまらない事を書いてしまって、法政大学の皆様、ごめんなさい

加藤治代

2006 12 1 pm 9:30  肩こりの夜





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ビジュアルアーツ株式会社ビジュアルアーツ (Visual Art's)は、パートナーに複数のコンピューターゲームブランドを擁するソフトウェア会社。本社は大阪市北区 (大阪市)|北区。社長は馬場隆博氏。旧社名は株式会社ビジュアルアーティストオフィス。各ブランドのゲームは主に ナイス!ゲーム会社【2007/02/08 15:36】
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