ひまわり日記
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ちょうど一年前の夜、
私は祖母と2人きりで、一晩中、手をつないで過ごしました。
とても不安だったのでしょう、少しでも離れると懸命に私の手を探します。
勝手に酸素マスクをはずしてしまうから、
祖母は厚い木綿の白い布で
囚人の様に両手をベットに縛り付けられていました。
沢山の点滴は、おしっこが出ない為に
体中に不思議な水たまりを作ります。
肺の中にもお水が溜まって、体液で溺れていたみたい。

時々、確かめる様に手を強く握るので、私も、もっと強く握り返します。
ぱんぱんに腫れ上がった手の皮膚の下で、ゼリーみたいなものが動いて
身体の中でとんでもない事が始まっている感じがしました。

真夜中、南に向いた病室の窓を開けると
切れる様に冷たい空気がいっきに入って
まるで深呼吸するみたいにカーテンが膨らみます。
本当に息苦しくて寒くて長い夜。
祖母は亡くなる前、「おばあちゃんはね、どんな事になっても、
治代と一緒にいられて幸せだよ」と、泣かせる事を言ってくれてました。

今日は、祖母の命日です。
お花を持ってお墓参りに行ってきました。
出てこないかな。
お化けでも良いから、もう一度会いたいな。
でも、ほんとに出てきたら怖いな。

加藤治代

2007 1 19 pm 6:00 風がやんだ夕方
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