ひまわり日記
監督加藤治代のひとりごと。
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極道と宇宙人
遅めのお昼を一人で食べました。サンドイッチと大きなクッキーを3つ。
なんだか身体が甘くなったので、布団の上で転がっていたら、
秋みたいな風が吹いてきました。
お盆を過ぎるとこんな日がたまにあります。

母のお葬式も、今日みたいな真夏の涼しい日でした。
昔からお世話になっている守屋美容室の先生にお願いして、
喪服を着せていただきました。
小さい頃から母や祖母に連れられて通った美容室は、
昔と同じ化粧品のいいにおいがして
家具やパーマの機械も昔と同じ場所に並んでいます。
壁には少し流行遅れの女性のポスターがたくさん、
洗いたてのタオルがあちこちに干してあります。
子供の頃には、母や祖母が綺麗になるのを待つ間、
長い椅子の上にちょこっと座って
女性週刊誌の芸能ネタとちょっと大人な漫画をどきどきしながら
読んでいました。

私が生まれて初めてパーマをかけたこのお店、
母の髪が治療で抜けた時、高価な毛生え薬をプレゼントしてくれた優しい先生と
ついついおしゃべりの弾む、
清潔でかわいい昔ながらのお店なのです。

お葬式前、髪を結っていただいたり、着付けをしていただいている間中
先生と2人で泣いていました。
私の襟足を見て"あら、直美さんと同じところにつむじがあるわよ。親子ねぇ"と言って
余計私を泣かせます。
"治代ちゃん、泣いちゃだめでしょ!!"と言う先生も泣いてばかりいました。

出来上がった着物姿は、"極道の妻たち"みたいに強くてたくましい感じ。
お腹を帯でしめてあるので、"ぴっ"と背筋が伸びました。
めそめそが似合わないので一旦泣くのをやめて、
私の舎弟、智明君の運転で颯爽と
お線香のにおいのする自宅に戻りました。

今日は、お昼寝でもしたいところですが、これから頑張って草むしりに行ってきます。明日は旦那とそばの種を蒔く予定です。

加藤治代

追伸 少し話せる様になった叔父が"今日、宇宙人が来た"と言っていました。

2006 8 26 pm 4:00  クーラーのいらない日
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黒色エレジー
魔性の女加藤治代は叔父の事がとても嫌い。
子供のいない彼は、私の家のすぐ前に一人で暮らしていました。
プライドが高く自分で自分の事を"雲の上の人"と言うことが出来るくらいですから
誰ひとり近づくことが出来ません。
でもその孤独に耐えられなくなると、私に対して怒鳴ったり泣いたり
大騒ぎをします。

そんな理不尽な叔父から私を守るため、祖母は一人では動けない程弱っている身体を全部使って、怒鳴り込んでくる叔父に果敢に応戦してくれます。
紙おむつをしていても大声を張り上げて闘ってくれている祖母は、
本当にたくましくて、とってもかっこいいんだ。

祖母が危篤の時、私は毎日毎日病院へ通いました。
"そんなに大事にしてもらえるのなら、俺も死にたいくらいだ"と
叔父は怒鳴って怒ります。
彼は、母が病の時も、祖母が亡くなる時も、自分の事ばかり心配していました。
"孤独"の理由がそこにあることに、彼はどうしても気がつかない。

現在、叔父は入院中です。
"雲の上"から地上に落下した彼は、病気の為言葉を発する事が出来なくなりました。
大好きだった"若い頃大活躍した話"や、"大学の自慢話"も出来ません。
今では、寝返りも自分ではうてないので、全て人の手を借りて生活しています・・。

私の顔を見ると、とても嬉しそうに笑います。
そんな顔を見せられると、何でもしてあげたくなるから、"家族"って本当に厄介。
私と叔父は、お互いがお互いを嫌いになりながら、そしてときどき好きになりながら
一緒にいるのです。

加藤治代

2006 8 16 pm 11:00 スズムシが鳴いている夜
子供
義姉のおかあさんのお葬式。
"子供達"がお焼香をしました。
とてもぎこちなかったけれど、上手に出来ました。

知らないうちに台風が行っちゃったぁ。
嵐の後の空は、黒い雲、白い雲の隙間から青空が見えて
とても綺麗です。
カメラを持って来れば良かった・・・と思いながら葬儀の会場をあとにしました。

夕方、洗濯物を持って病院へ行きました。
「頭が痛いよぉ」と入院中の叔父が、"子供"の様に泣いていました。

加藤治代

2006 8 9 pm 11:30 かぼちゃがとれた日
キラキラのスーツ
ジリジリ、セミの鳴く暑い朝、
義姉のお母さんが、亡くなりました。
映画の中で、子供達と一緒に母にお線香をあげに来て下さった方です。
旅行先で倒れてから2年半、一度も意識が戻りませんでした。

兄が泣いています。
母が亡くなって以来、私達家族には辛い事が続いていて、
映画に出ていた人、母を含めて既に3人が他界しているからです。

近所の神社で小さな夏祭り。
二階から見える森のあたりで、子供みこしやカラオケ大会の
楽しそうな歓声が聞こえます。
ほとんどの人にとって、今日はいつもと同じ真夏の日曜日なのに。

夜、旦那とカレーライスを食べました。
テレビではキラキラのスーツを着た"つのだひろ"が"What a wonderful world"を熱唱しています。
"ポン"という音がしたので外を見てみると、
近所の建て売り住宅の小さな屋根に花火が咲いていました。

加藤治代

2006 8 6 pm11:00 悲しい夜
東京の上映
引きこもり気味の私には、とても事件な一ヶ月でした。
映画を見に来て下さった皆さん、いろいろご協力下さった皆さん、
本当に、本当にありがとうございました!

ぜひ映画の感想やご意見をお寄せ下さい。
お返事、コメントの方にさせていただきますのでそちらもご覧下さいね。

加藤治代

2006 8 5 pm 11:30  ちょっと寂しい夜
最終日
今日、東京の上映最終日です。
モーニング、レイト終了後、ご挨拶させていただきます。
ちゃんと、しゃべれるかな?

レイト終了後、質疑応答を予定しています。
東京、これで最後ですね。
泣かない様に、ちゃんとしなくちゃね!

2006 8 4 am 1:00  んー、なんとも言えない夜
かぶとむし
夕方、久しぶりに畑でカブトムシを見つけました。
幼い頃は、沢山いたのに・・・。
のどかに見える風景ですが、確実に汚れている様です。

私は除草剤を使った景色がとても苦手です。立ち枯れているのが、とても寂しく感じるからです。もちろん、とても便利なお薬ですが・・・。
"便利"って、どう?

2006 8 2 pm 11:00 半分この月のある夜

励ましの"うんち"
一人暮らしをしている80才になる叔父が入院しています。
上京している時以外は、毎日病院へ通わなければいけません。
ポコポコいう酸素マスクの音や、何だかわからない数字が並ぶ機械、
沢山の管につながっている様子を見る度、
あの日を思い出したりしない様、気持ちが動かない様、
こちこちと堅くなりながら、へへへと笑ったりします。

今朝、久しぶりに亡くなった母の夢を見て泣きながら目が覚めました。
庭では"だるまさんが転んだぁ"と、
夏休み中の子供達が、大きな声で遊んでいます。
動いているところを見られたら、負けなのです。

重い雲の被る朝、からだをやっと起こして、トマトを穫りに畑に行きました。
"むにゅ"と足下で変な感触がします。
"ぎやややー!!! 犬のうんち!!!!"

かなり、元気出ました。

叔父は少しづつ快方に向かっています。

加藤治代

2006 8 1 pm 2:00  耕耘機の音がする日

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