ひまわり日記
監督加藤治代のひとりごと。
プロフィール

しゃみしぇん

Author:しゃみしぇん
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

桐生市での上映(9/12)
上映委員会のNです。

今週末の日曜日(9/12)ですが、群馬県桐生市で上映があります。
8回目となる有鄰館芸術祭で上映して頂けることとなりました。
当日は、加藤治代監督も舞台挨拶で来場しますので、是非ご参加下さい!
入場無料です!!

また、北関東で制作された自主制作の上映会もあわせて行われるそうです
ので、こちらも是非覗いてみて下さいね。

スポンサーサイト
思い出の味
私の祖母は、例えどんなに優しい心を持って評価したとしても、
絶望的に、料理が下手。
センスというものが、全く感じられません。
例えば、祖母が台所に立つと
みそ汁に昨晩の残りのシュウマイが浮いていたりします。
異常に濃い汁の表面に、すえた肉の油が漂っている・・・。

"別々に食べても、どうせ胃の中で一緒になるのだから"
確かに彼女にとって、それはとても合理的な理由なのですが
私の場合それを不条理と呼びます。

母子家庭で育った私たち兄妹は、
仕事で忙しい母の代わりに、祖母が作った食事やおやつを
食べる事が多かったのです。
給食のパンの残り、ゆで卵、味噌おむすび、サツマイモ、へんな野菜炒め・・・。
私は子供ながらに、祖母がとても料理が苦手だという事に気がついていました。
「戦争中は美味しいものなんて無かったんだよ」と言い訳の様に言います。

幼い頃、私はいつも祖母と過ごしていました。
散歩をしたり、本を読んだり、草むしりをしている側で
ママゴトをしたり・・・。
夕方、電気をつけてもなんとなく薄暗いあの憂鬱な時間、
サツマイモを食べながら大相撲を見ている私と兄の隣で
祖母が洗濯物をたたんだりしています。

私は祖母からよく戦争の話を聞いていました。
飛行機が飛んで来て、沢山の爆弾を落とした事。
とてもハンサムで、虫も殺せない程気の弱い祖父が、
人を殺しに出かけていった事。
そしてその祖父が戦死した時の事。
父親を失った3人の子供達が、とても不憫だった事・・・。

近所のお墓で暗くなるまで遊んで帰り、
「おばあちゃん、お腹空いたぁ」と玄関で叫ぶと、
祖母はいつも、へんなおやつを作ってくれました。
"たまには手の込んだものを食べたいな・・"と私は思っているのですが
ぺこぺこの子供のお腹は
どんなものでも美味しく感じてしまう。
こんな食環境で育つうち
私は好き嫌いが全く無い、
何を食べても、とてもうまい、
"美味しい"という基準が、とても低い・・・
と言う計り知れない程の"幸せ"を身につけていました。

父の死後、
「孫たちが可愛そうだから・・・」と言って
祖母は頑張っていた仕事をあっさり辞め、
毎日、苦手な料理を作っていました。
料理はまずかったけど、少なくとも祖母は、
私を、決してひとりぼっちにはしなかった。

思い出の味が、"美味しいもの"とは限りませんよね。

加藤治代

2008 10 29 ジャパンカップ・サイクルロードレースに行って来たよ

好きとか嫌いとか言う
一応、人妻のわたくしではありますが
好きな人が出来た・・・とします。
そうすると「出来るだけおそばに行きたい」と、きっと考える。
一歩でも二歩でも近づけるだけ近づいて
うっとりした間抜けな顔をしながら、
じーっとその人を見ていたいと
思うに違いない。
その人が本当はどういう人か、何を考えているか、を理解する為
顔の表情、声の調子、着ている洋服や履き古した靴の形、爪の大きさから
つむじの巻き具合まで・・・好きなところを沢山探して
もっと好きになりたい。

では逆に、その人を嫌いになった・・・とします。
そうすると「出来るだけ会いたくない」と考える。
例え一緒にいたとしても、距離をおいて
あまり会話もせず観察するように遠くから冷たく見つめるに違いない。
時に、その人が私に話しかけたりしても、顔を見る事も無く
その人の履いているジーパンのしみや、
不思議に上下に動く"のどぼとけ"なんかを
とても寒い気持ちでながめたりしながら、
乾燥したスカスカの返事をしたりします。

そんな私がその人にカメラを向けたらどうなるかと言うと
当然、私のその人に対する関心の度合いが
恥ずかしいくらいわかってしまう。
好きな時には、お近くからその人の笑顔や声、
いかに素晴らしい人かという事を
余すとこなく記録しようとするはずです。
逆に嫌いになってしまった時、出来るだけ遠くからあるいは、批判的な気持ちを持って
何かあら探しの様な事を企んでしまうかもしれません。
映像は映っているもの以上に、写している人を見せてしまう事が多いので
脳が単純に出来ているらしい私は、
「この人は、好き」とか
「この人は何だか嫌い」とかいった、作品を作った人
を基準にして作品を拝見してしまう。

ドキュメンタリー映画「船、山にのぼる」は、とても好き。
真摯でとても優しく、時々きっと弱い。
アートで語られる事の多い作品なのかもしれませんが
私が魅力を感じるのは、カメラを持った人の事。
立派で出来た人物という意味ではありませんよ。
でも、とても信用出来るのです。

私たち夫婦は、この作品の監督を
いつも"本田先生"と呼びます。

加藤治代 2008 5.12 am11:30

追伸
東京上映中に載せる予定でしたが、
いつの間にか終わっていました。
びっくりしました。
大阪でぎりぎりやっています。お近くの方はぜひ。



エコエコ・アザラク
今年の冬は、とても寒かったですね。
前世がインド人の私は、痛いのと悲しいのは我慢出来るけど
かゆいのと寒いのが大嫌い。
築30年の我が家は、絶望的に換気が良く、
あちこちの隙間という隙間から、涙が出るほど新鮮な空気が入ってきます。

旦那が、ホームセンターからスポンジの着いたテープを買って来て
ふすまの間、ドアの境目といった部屋中の隙間を完全に
埋めてくれました。
一人で自宅にいる時には、出来るだけ暖房をつけないように
沢山何枚も重ね着をしてました。
これは決して環境問題ではなく、灯油がとてもお高いから。
以前祖母に「寒い」と愚痴をこぼすと、「動けばあったかい」と叱られた事がありましたので
寒い日には余計ムキになって町内をくるくる歩き回ります。
テレビで「温暖化防止」とか言う言葉を聞くと、どこの話だ
といった感じがして、私は「温暖化しなきゃ大変」って思ってる。

でも温暖化防止やエコって、とてもピカピカした響きがあります。
例えば、美しい林でマイナスイオンいっぱいの深呼吸をしているような
あるいは、サウナに入った後ビールを我慢してトマトジュースを一気に飲み干したときみたいな、
とってもすがすがしくて良い気分。

先日、テレビでアメリカの原発のお話をしていました。
チェルノブイリ以降、ストップしていた原発建設が再開されるという話。
その主な理由が、CO2の排出削減なんだそうです。
原発って、とても環境に良いのですね。
ふーん。
でもこのお話、
時々お金が発する、あのきな臭い匂いがします。
「原発を作りたい人がきっと沢山いるに違いない・・・」
と、
じゃがいもの皮をむきながら
背中でなるテレビの音を聞いていました。
そういえば、
ある原発の事故で被爆された従業員は
正常な細胞を再生する能力を完全に奪われてしまった・・・
とテレビで見た事があります。
立派なお医者さんが新しい皮膚をいっぱい貼付けても、
温まったアイスクリームの様に
全身の皮膚が溶けてしまう。
そんな痛み、あり得ない。
存在する事すら認められない。
でも最近はそんな死に方の同じ線上にも、ピカピカしたエコがあるらしい。
焼けたフライパンの上のひとくち大に切った肉片から
焦げた匂いがしてきました。

加藤治代

2008 3 29 pm 10:00  やっと更新だ

冬のポケット
スプーン曲げのテレビを旦那と2人で見ていました。
超能力者がスプーンに触っていると、曲がったり折れたりする。
それがトリックなのかどうかの検証をする番組。
深夜、台所から2つスプーンを持って来て夫婦でやってみました。
やっぱり、びくともしない。
旦那は、超能力なんてインチキだと言います。
でも
私は以前友達が目の前でスプーンを曲げるところを見ているので
実際そんな事もあるのだと、信じてる。
ついでに、
私は河童も信じてる。
だって、友達が深夜の利根川沿いの道で、
真っ白いからだで、頭にお皿がある
人の様な生き物を目撃したと断言していました。

先日、いつものように近所のスーパーに歩いて買い物に出かけました。
山から吹いてくる強い北風で、
ほっぺたの皮膚が割れてしまう。
道の両側にある茶色い田んぼでは、
膨らんだスーパーの白い袋が
風であちこち飛び回っていて、
なんだか、せわしないクラゲの様です。
あたりを見渡すと、360度、誰もいない。
群馬ではこの季節、私の様に好き好んで歩く人種は
メダカ並みに絶滅の危機に瀕しているのです。

あまりの寒さに、体を小さくして下を向いて歩いていると
道の真ん中に、丸くて光る物体を発見。
柄の部分が折れて無くなっているスプーンでした。
直径3センチの銀色の楕円
これが超能力で切断されたモノなのか否か・・・
全くわからないけれど、
形がとてもかわいかったので
ダッフルコートの大きなポケットに
入れてみました。

加藤治代  
2007 12 22 PM11:00 いやー、久しぶりに更新したなぁ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。